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現行機比約1/2に小型化し、世界最高クラスの感度を実現!-次世代NMR分光計を発売-

日本電子株式会社(代表取締役社長 栗原 権右衛門)と株式会社JEOL RESONANCE(代表取締役社長 穴井 孝弘)は、最新型NMR*分光計JNM-ECZSシリーズを発売します。

 

JNM-ECZSシリーズは、最新のデジタル高周波技術を用いて開発された超高精度送受信回路を備える次世代NMR分光計です。従来機種よりも大幅に小型化されながら、性能と拡張性を圧倒的に向上させた分光計は、現在および将来にわたる最先端NMR計測を可能とします。

 

 

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《製品の特長》

 

●従来機種よりも大幅に小型化し、設置室のレイアウトがより自由に

 

従来機種(JNM-ECSシリーズ)と比べ分光計主筐体の設置面積は57%となりました。主筐体が大幅に小型化され、さらに漏洩磁場を低減したマグネットやコンパクトな多検体オートサンプルチェンジャーとの組み合わせにより、狭い設置室でも全てのユニットを配置することができます。

 

 

●世界最高クラス感度を実現

 

NMR分光計の性能の根幹である高周波(ラジオ波)制御性能は、時間分解能や制御精度において従来機種のそれぞれ数十倍から数千倍の向上を実現しています。また、成形パルスの出力においても無限に拡張可能な波形データサイズを使用することができます。これらにより、ラジオ波パルスが複雑に組み合わされた最先端のNMR実験を将来に渡って強力にサポートします。

 

 

●あらゆる応用測定に対応

 

JNM-ECZSシリーズの分光計には、−40〜150℃までの広い観測温度範囲を実現した極低温プローブ(SuperCOOLプローブ)などを代表とした多彩なNMRプローブが用意され、あらゆる応用測定に対応します。また、昨年発表された新型のオートサンプルチェンジャーやオートチューニングユニットとの併用により、測定から処理までの完全自動連続運転が可能となります。

 

 

JNM-ECZSシリーズの供給開始は2014年9月を予定しています。

 

 

販売予定台数
100台 / 年間

 

NMR spectrometer ZETA (ECZSシリーズ) の製品情報

 

 

* NMRとは、Nuclear Magnetic Resonance(核磁気共鳴)の略で、磁場中における原子核スピンとラジオ波の共鳴現象を観測することで、物質の化学構造を原子レベルで解析するための装置です。特に有機化合物および高分子材料の分析に威力を発揮し、製薬・バイオ・食品・化学といった分野で利用されています。さらに、目覚ましいスピードで開発・改良が進められている、有機ELや電池材料などの先端材料分野でも活用されています。


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